Interview

大場 万里子氏

大塚:現在カナダ・バンクーバー在住、万里子さんにお話をお伺いします。よろしくお願いいたします。現在の職種、業界、仕事内容を教えてください。
大場:2つあります。
1つは老人ホームです、カナダの老人ホームは24時間介護が必要な方が行かれるホスピスと、プライベイト/国が経営している普通の老人ホーム、豪華客船で生活しているようなラグジュアリーな老人ホームと色々な形態があるのですが、私は5つ星のラグジュアリーな老人ホームで飲食部門のスーパーバイザーとして働かせていただいております。レジデンスの方々は、それなりにいい暮らしをされてこられて、全ての面で経験と知識が豊富な方々です。毎日、いまだに鍛えられております 笑
もう1つは、カナダ系のホテルで宴会部門のシニアサーバーとバーテンダーをしております。日本とは全く異なり、宴会部は女性の方々が多く活躍しております。主にパーティー、ミーティング、ファンクションのセットアップ、お料理/ドリンクの提供、などです。また、宴会のバーテンダーもスピードと正確さが求められ、いいプレッシャーの中で仕事をしています。

大塚:最初に海外へ行こうと思ったきっかけは何でしょうか?
大場:笑。
恥ずかしいですが!海外ドラマに憧れていて、いつかは絶対海外で生活したいという思いを20代の頃から持っていました。アパレルに就職して店長を数年やらせていただき、今がチャンスかなぁーと、29歳ギリギリでカナダのバンクーバーにワーキングホリデーに行きました。それがカナダ生活の始まりです。

大塚:バンクーバーに住む前と後でその場所に対する印象やご自身の気持ちの変化はありますか?
大場:カナダは移民の国です。移民した後も全ての方々が自分の国を誇りに持っていて、カナダ色に染まってしまう/カナダ色に染めさせるという事がない国だと思います。日本にいた時よりも、日本の事を勉強し、外側からの日本、内側からの日本を知る事ができ、行事を大切にし、日本人であることに誇りに持っています。

大塚:改めて、ここまでのキャリアパスを教えてください。
大場:短大を卒業後、大手のアパレルに就職。数年後店長として何年か働かせていただき、退社。20代最後でワーキングホリデーでカナダへ。一年の約束がカナダに魅了され、その後、ホスピタリティマネージメントのカレッジへ行きました。日本一時帰国の時は、The Peninsula Hotel Tokyo 、Park Hyatt Tokyoでホテル業を経験させていただき、再びカナダへ。日本食レストランでビザのサポートをしてもらい、今のホテル、老人ホームで働いています。

大塚:どのように最初の就職先を選んだのでしょうか?
大場:ファッションに興味がありました。デスクワークは全く向いていない事がわかっていたので、アパレル、それも販売員と思い、大手のアパレルに約10年お世話になりました。グレーのスーツに白のシャツでの就活の中で、アパレルだからと言って赤いシャツを着ていきました。見た目だけで判断されず、採用していただいたことを今でも覚えています。面接時に立ち会っていただいた部長の下で退社するまで働かせていただきました。

大塚:では現在の仕事と出会ったきっかけは何でしょうか?
大場:五つ星老人ホームって、なに!?ってな感じで面接にいきました。ホテル業の経験とカナダのレストランでの経験がバックグラウンドにあったのと、日本人が誰一人としていなかったのとで、私に興味を持っていただき今に至ります。

大塚:お仕事を始めてみて、いかがですか?
大場:毎日、レジデンスに会うのを楽しみに仕事にいきます。家族の様なものです。
ワガママや、意地悪るをしたら、注意ますしね(笑)
大好きな仕事ですが、レジデンスが天国に旅立ってしまうのは何年経っても慣れません。

大塚:ご自身では、どのような人と一緒に働きたいと思いますか?
大場:尊敬できて、憧れていて、楽しく仕事をしている人。

大塚:仕事で楽しいことは何でしょうか。
大場:おじいちゃんおばあちゃん達の経験談を聴くのが、勉強になったり、励まされたり、大先輩が近くにいるのがありがたいです。
お客様に顔と名前を覚えていただいていた時。チップが沢山稼げた時(笑)。カナダはチップの国なので、サービスが悪いとすぐにチップに反映します、厳しいですね!

大塚:仕事で大変なことは何でしょうか?
大場:老人ホーム、大変です!(笑)
レジデンスは色々な経験をされ、知識も経験も豊富で、舌も肥えた大先輩です。私達日本人と食文化が全く違うので、ポテトの種類、ソースの種類、肉の種類によって何を用意する(ソース、ナイフ etc),、料理の仕方、ワインペアリング などなど 未だに毎日凄いところまで突っ込まれて聞かれます。どうやって、毎日満足する彼ら好みのお料理を提供するかが、毎日の課題です。

大塚:それは大変ですね。想像だけですが、かなり手強そうです(汗)
老人ホームは勿論だと思いますが、公私共にいろいろな方々とコミュニケーションを取っていると思います。心がけていることを教えてください。
大場:人の話をよく聞く事と、相手を尊重する事。言い方に気をつけながら、しっかり自分の意見もいう事です。

大塚:仕事などモチベーションを保つためにご自身で工夫されていることがあれば教えてください。
大場:仕事とプライベイトを分ける事。エクササイズをする。週末、思いっきり自分を甘やかす美味しいお料理を食べに行く事。勉強になりますし、癒されます。笑

大塚:幸せなのはどんな時ですか?
大場:バンクーバーの夏、パティオで素敵な景色を見ながら、大好きな人達とビールを飲んでいる時。サルサを踊っている時。

大塚:良いですね、参加したいです(笑)。それでは今後のビジョンを教えてください。
大場:7月に結婚しますが、家庭と仕事とプライベイトを両立させて、もっと色々な事に挑戦していきたいです、旅行もいっぱいします(笑)

大塚:わ~おめでとうございます!幸せのおすそ分けをして頂きありがとうございます。
幸せオーラが読んでくださっている方まで届きますように♡
最後に、就職活動する学生へ一言お願いします。
大場:自己評価を高く持って、自分で自分の評価を低く持たない事です。
それから、夢、絶対叶います!諦めないで下さい。時間かかるかもしれません、縁とタイミングですから!

大塚:貴重なお話ありがとうございます。

大場 万里子(Coco Mariko OBA)
短大卒業後、海外留学を夢見る。両親は「自分で行きたかったら自分のお金でどうぞ」という事で、諦めて大手のアパレルに就職。どうしても、海外に行きたかったので会社に内緒で、朝、コーヒーショップで働いたり、スパの受付で働いたりとお金を貯めて、20代最後でワーキングホリデーでカナダへ。一年の約束がカナダに魅了され、その後、ホスピタリティマネージメントのカレッジへ。日本食のレストランにビザのサポートをしてもらい、カナダ移民後、今のホテルと老人ホームで勤務。

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