Interview

秦 万理氏

大塚:秦 万理さんにお話を伺いします。
助産所cigogne
Cigogne Breastfeeding Support

大塚:現在の職種、業界、仕事内容を教えてください。
秦:助産師 breastfeedig educatorです。

大塚:ここまでのキャリアパスを教えてください。
秦:看護師国家資格取得、翌年助産師国家資格取得し慶應義塾大学病院で勤務しました。
  退職後、海外青年協力隊でモロッコ派遣へ。帰国後、派遣で仕事をしながら開業準備をし助産所cigogne開院、現在に至ります。
独立して助産院を開業したきっかけはモロッコに行って異国の妊娠出産育児場面を見たからです。妊婦さんに正しい知識を教育することで安全な出産育児を迎えられるという効果を目の当たりにし、医学の進んだ先進国も同様、女性への教育、家族への教育が重要と考えました。また、病院から地域という場所の転換により、より個人に寄り添った情報やケアを提供できると思いました。

大塚:助産師さんも就職活動するのでしょうか?
秦:助産師資格を取得した多くの方は主に病院に勤務する傾向にあります。まずは病院説明会、就職試験、採用といった流れが一般的です。第一希望ではなくとも、勤務先は多く恵まれています。
病院勤務以外には助産院勤務、公務員として市区町村の母子保健を担当する部署への就職を希望する方もいます。また、最近では助産師活動の傍らベビーマッサージ、ヨガなどの資格をとり、地域で活動する方も増えています。大学病院勤務後に看護教諭になる方、大学院を経て看護系教材を作っている方々もいます。さまざまです。

大塚:万理さんはどのように最初の勤務先を選んだのでしょうか。
秦:助産師の活動分野は正常妊娠、正常分娩に限られています。異常分娩の際には医師の介助のみ行えます。
助産師として、正常からの逸脱を早期に発見する力を養うため、またその際に医師とスムーズに連携する技術、判断力などを培うために、高度先進医療を行っている大学病院への就職を選択しました。

大塚:面接で心掛けたことはどのようなことですか?
秦:真摯な態度、清潔感です。

大塚:現在の働き方と出会ったきっかけは何でしょうか?
秦:妻として、母として、女性としての立場を両立させていくためにパートナーや家族と対話して現在の働き方を確立しました。自分と家族が幸せであることが最優先です。

大塚:現在の仕事に就く前後で変化はありますか?
秦:仕事もオフも充実しています。自分の時間を自分でコントロールできるので、何かできないことを人のせいにしなくなりました。まわりがやっているから仕方ないといった考え方がなくなりました。

大塚:仕事の変化の際は、どのようなことを心がけましたか?
秦:転機の際にいつも心がけていることは「今の状況から変化を起こすときに若干後ろ髪を引かれる思いがあるか」ということです。とどまっている方が良い将来かもしれないけれど…くらいのタイミングを振り切ることで、自分の選択を良いモノにするための努力を惜しまないようになると思います。また、転職する前の準備期間では事業計画をしっかり書いて、やるべきことを目視できるようにします。

大塚:転機に向けて何かやっていたことがあれば教えてください。
秦:事業計画、人生初の営業、人脈作りです。

大塚:開院の時、不安はありませんでしたか?
秦:軌道に乗るまで時間はかかるので不安になったときもります。その時は信頼できるパートナーと話したり、ときにはまったく関係のないことに集中して頭をリセットしたりしました。

大塚:実際に開院して、いかがでしょうか?
秦:すべて自己責任で時に孤独です。でも、本当に必要な仲間や人脈に助けられ開業してよかったと心から思います。

大塚:仕事で楽しいことは何でしょうか。
秦:患者さんとの出会いです。そして、その患者さんから次の患者さんへ口コミで出会いが広がるとき。そして、第二子、第三子のときにも私に連絡してくれるときです。

大塚: 逆に仕事で大変なことは何でしょうか?
秦:営業活動です。。。汗

大塚:では、どのような人と一緒に働きたいですか?
秦:正直で、前向き。自分の生き方にポリシーがある人です。

大塚:公私共にいろいろな方々とコミュニケーションを取っていると思います。コミュニケーションで心がけていることを教えてください。
秦:一方的に情報を伝えるのではなく、相手の話に心と耳を傾けています。

大塚:まさに傾聴ですね。では人に伝える時に心がけていることを教えてください。
秦:その人にわかる言葉で。指導するときは、なぜそれが大切なのか根拠を示します。また計画は変更できるよう、相手のペースを尊重すます。一人でないことを伝えています。

ご自身についてお聞かせください。
大塚:子育てと仕事の両立は、いかがですか?
秦:子育ての経験はどんな場面でも役に立つと思います。バタバタしますが子供との時間も大切にできていると思います。

大塚:幸せなのはどんな時ですか?
秦:家族が笑っている時間

大塚:今後のビジョンを教えてください。
秦:出産後早い時期からママと子供が集える場所、育休中のママの活躍の場所を提供したいです。そして地域で子育てを楽しめる環境づくりを整えていきたいです。

大塚:最後に一言お願いします。
秦:毎月さまざまな講師をお呼びしてイベント開催中です。お友達と一緒にいらしてください。また興味がある方にご紹介頂けると嬉しいです。
Cigogne Breastfeeding Support

大塚:貴重なお話ありがとうございます。


秦 万理
慶應義塾看護短期大学卒 聖母女子短期大学 助産学専攻科卒。慶應義塾大学産科病棟勤務を経て青年海外協力隊 モロッコ派遣 1次隊。
助産所cigogne開業
家族でアメリカ移住 Breastfeeding doula取得、Breastfeeding Educator 取得。
日本帰国後 助産所cigogne再開。

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